日本が共同開発をしている、工業団地のティラワを訪れた。
ヤンゴンダウンタウンから車で約90分。運転手に「遠いな!」とミャンマー語で云われながら、ガタゴト揺られると、視力が良くなりそうなほど遠くまで見通せる広大感半端ない場所がティラワ工業団地の入口になる。
ヤンゴンとのギャップ感がすごく、大変失礼だが、周りに立つ現地の家は原始時代の家と変わらないものが多い。
ティラワ工業団地の中では大きな工場が整然と並んでいる。お金が動く場所のスケールを目の当たりにした。
道路の片方向が、巨大な工場群が、反対方向が原始時代の家が立ち並ぶ。
左右の景色のギャップを見て、人の力の微力さと、力強さを感じた。
人は自分が想像したものは形にできる。原始時代の家に住む人は、原始時代の家の想像しかしなかったのだろう。
ティラワでギャップを目の当たりにした私が想像できることは何なのだろうか。
人の心も、大きなイメージも繊細にかつダイナミックに想像していきたいと実感した。