それは酒を飲むことだ。
今日は娘の誕生日パーティーを開催した。
計20名近くのミャンマー人が集まった。
家族と、平日に娘を預けている義姉のオフィスの従業員だ。
日本人が一人20名近くのミャンマー人の中にいるのはきつい。
皆ミャンマー語しか話さない。
半年前までは、皆気を遣って英語を話してくれていたが、
もう英語は聞こえてこない。
そして、誰もお酒を飲まない。
顔はニコニコ笑顔でいたが、
涙がぽろりと落ちそうになっていた。
そんな時に、義姉の夫が駆けつけた。
彼はアメリカ人だ。
彼は異端児扱いされている。
お酒を飲み、すべて自分の話をする。
そんな彼に私は救われた。
一緒にお酒を飲み、ビジネスの話をする。
生きている感覚がした。
日本とアメリカはミャンマーよりも近い感覚だ。
お酒を入れると、20名のミャンマー人とも負けじと話せるようになる。
テンションを上げて話すと、
そういった人だと、ミャンマー人は受け入れてくれる。
何も話さないと、
ミャンマー人も受け入れようがない。
こういった集まりで心が折れそうになったときは、
そっと、ミャンマービールをゴクリとやることがまちがいない。