それは、人と人とのつながりだ。
お客様と食事をしていた。
日本人同士のつながりが、
ミャンマーでビジネスを行う時、
最も大切だと教えてもらった。
日本の水準でミャンマー人の仕事を、信頼することは難しい。
皆、悔しい思いをすることもあるし、
日本の感覚でサービスを提供することが、難しかったりもする。
ただ、そんなことは、どの日本人も分かっている。
分かっている中で、日本人が日本人に謝ることができるのか、ということや、
日本人と日本人の、人間としてのつながりが持てているのかで、
サービスを使い続けるのかが決まる。
一人の日本人の顔が見えていること、
人間を感じられること、
それが大切だということだ。
一般的な日本で育った感覚であれば、
簡単に裏切ったり、手を抜いたり、そんなことはできない。
その共通の感覚を、
人と人とのつながりがある中で、
見て、感じることができるのであれば、
付き合いを終わらせたりはしない。
日本人として受けた教育の共通認識が、
日本人と日本人が信頼できる素地を形づくっている。
ミャンマーに来るまでは、
日本の合理的な仕事の仕方が、
身体に染み付いていたが、
ここミャンマーに来てからは、
人の顔を見ながら、話を聞いて、
人と人のつながりを感じることが多い。
日本人としてできること、
それはミャンマーではもっともっとある。
どうすれば、人と人とのつながりが、持てるのか、
どうすれば、より顔が見える存在になれるのか、
それを日々自分に問いながら、
生活していきたいと思っている。