ミャンマーでの営業での正解

 

それは、人間関係をつくることだ。

営業をしていてあと一歩で決定の顧客がいた。

昨日、急遽別会社に決めた旨と謝罪の旨の連絡があった。

どういうことかと話を聞いてみると、別会社の社長とプライベートで懇意にしており、たまたま話をした時に、「何故、うちから買ってくれないのか?」と話されたという。

プライベートの付き合いがあるため、断れない申し訳ないと話をされた。

確かに私は31歳、別会社社長は50代以上、顧客は60代以上で付き合いが深ければ、そちらにいってしまうのも年代だけ見ていてもうなずける。

 

また、おそらく、そのプライベートの人間関係構築のために別会社の社長がつかったお金も、かなりの額なんだろう。

 

似たようなパターンで顧客が流れたことがこの一年間で複数回あった。

 

ミャンマーの中では日本人は3,000人とか5,000人とか言われている。

少ない日本人の中で、ミャンマーで働く同士ということで、必然と関係性は深くなる。

関係性が深くなると、その人を切って他のサービスを使おうという気持はなくなる。

別会社の社長は、顧客の心理を掴んで、その点非常にうまくやっている。

 

更にその社長のうまいところは、その顧客に女性の営業マンを行かせたことだ。

多くの事務所の日本人の数は1-2名だ。

その中で、サービス導入の判断をするのは、ほぼ50代以上の男性だ。

毎日理解しているのかどうかよくわからないミャンマー人と会話をする中で、いきなり日本人の若い女性営業が現れる。

 

心の流れは一気にその女性営業に向かうことは想像に難しくない

 

サービス購入有無を判断する人の気持ち、状況をよく読んでいると関心する。

 

この中で私はどうすればよいのか。

女性営業マンがいるわけではなく、人間関係構築に多額の資金を投入できるわけでもない。

 

きっと、今できることは、偶然出会った人、今の顧客、その人達との人間関係をゆっくりと深めていくことなんだと思っている。

 

多くの顧客は3年おきに日本へ帰任していく。

それでも、今の出会いに感謝をして、一緒にいて楽しいと思える関係を腰を据えて作っていけば良い。

 

短期的には、別会社がアプローチしていない領域を見つけることができれば楽しくなりそうだとは思っている。

 

焦らずやっていこう。

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