ミャンマーでは絶対に洗濯をしたくない。
妻にそう伝えた。
かなり横暴な発言だということは分かっている。
日本では私が洗濯をしていた。
ここミャンマーでは、
お手伝いさんを雇う金額が、かなり安いので、
「何故、私が洗濯をしなくちゃいけないんだ!?」
という横暴な気持ちが芽生えてくる。
どれくらい安いかというと、
月に4日で40,000K(3,600円位)だ。
月に3,600円で毎週その週の洗濯物をアイロンがけまでしてくれる。
もちろん、キッチン、トイレ、お風呂の掃除、ベットのシーツ替え、
床のモップかけまで込みで上記の金額だ。
本当に価格を下げれば、上記の半額位まで落とすことはできる。
ただし、信頼が担保されない。
他人を、家の中に入れることになるためだ。
掃除・洗濯はやらなくても良い環境が出来上がりつつある。
逆に言うと、家庭に対して、私が行ってきた仕事が、
3,600円でお手伝いさんに代替されているともいうことができる。
洗濯・掃除をせずに済む時間で、どれだけ家族のためになることができているのか。
正直今の私は、洗濯をするくらい、家庭において、価値のあることができていない。
一方で、「洗濯は二度としたくない」と妻に話す。
したくないものはしたくない。
かなり心の中で葛藤がある。
料理を作る。
料理だけは、お手伝いさんに任せられない。
日本の味はお手伝いさんには任せられない。
娘にも日本の味を食べさせることができるので、
私が作る意味はある。
洗濯はしたくない、掃除もしたくない、たまに料理を作る。
かなりわがままな夫だと自覚している。
それでも、嫌な顔せずに付き合ってくれる妻には感謝しなくてはいけないと思っている。