日本再興戦略(落合陽一)を読んで、”必要性”を解決する期間の日本が楽しそうだと思う

人口減少するので、機械化が必要

アマゾンでベストセラーになっている、日本再興戦略(落合陽一) を読んだ。

本書を読むまでは、人口が減少することを、悲観的なこととして捉えていたが、

人口が減少するので、機械化する必要性があり、その必要性が技術進歩の動機になることを理解した。

 

以下引用。

今後の日本にとって、機械化はむしろ社会正義です。機械化に取り組んでいる人をおとしめようとしている人間がいたら、その人こと労働力不足社会における正義に反しています。

 

社会システムの中で、少子高齢化と人口減少についてはテクノロジーで対処していくことができるので、何の問題もありません。むしろ、人口増加のほうが大変です。人が増えている状況で機械化を進めていったら「打ち壊し運動」が始まります。我々は人口減少を嘆くどころか、「運よく減少してくれてありがとう」と感謝すべきなのです。

 

確かに前職では、人が少なかったため、プロセスの自動化をせざる得ない状況があった。
自動化をしないと家に帰れなかったり、体や心を壊したりする危険性を感じた。

 

そのような、”必要性”がないと何かを前に進めたり、変えたりするモチベーションは起きづらいし、
“必要性”があるからこそ、気兼ねなく進めたり、変えることができる。

 
 

また、この”必要性”は人間の本能的な部分にも依拠している。

 

進歩・変化しないと身の危険にかかわる状況であれば、自分を守るために進歩・変化する。

 

火がないと死ぬ状況だから、火をおこす方法を見つけ出すことと同じだ。

 

ミャンマー国内の”必要性”は数多くある。

 

電気が来ない、インターネットがつながらない、水道水が汚染されている。金がない。

 

生存欲求にかかわる部分が整備されていない状況なので、
国全体で整備をし、個人として前進をする。そして、日に日に豊になっていく。

 

生存欲求にかかわる部分が整備されている日本では、
何かを進歩・変化させるモチベーションは起きづらい。

 

しかし、人口減少の流れの中で、少ない人間で、業務を行う”必要性”が生じると劇的に機械化が進んでいく。

 

優秀な日本人が、総出で機械化をしていく方向性に向かう。

 

きっと数年で労働時間を減らして、少ない人間で同じ業務を行える環境ができる。

 

この”必要性”に基づいて、国全体で動く期間の日本は非常に楽しそうだ。

 

戦後国全体が経済成長を目標に一気に豊かになっていったように、
人口減少の中で、少ない人間で経済を回すという目標に切り替わり、
一気にそれが進んでいく。

 

ミャンマーとは異なる、何歩も先の”必要性”への期待感が胸を高鳴らせる。

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